珈琲ダイエットというか、コーヒーによる体質改善を実体験をもとに、まとめて書くことにしました。
非常に簡単な方法で、誰でも、直に、失敗なく出来る方法です。
また、無理な食事制限や、不健康になることもなく、みるみる元気に理想体重になり、手軽に一生続けられます。
なぜダイエットに失敗するのか?
珈琲ダイエットをする前に、なぜ星の数ほどある、”〇〇ダイエット” は成功率が低く、継続が難しいのでしょうか?
理由は簡単で、”今している生活と大幅にかけ離れた事を無理にするから” です。
継続は力なりといいます。逆に言うと、継続できないことは力にならないという事です。
無理して体重を減らしても、リバウンドして元の体重以上に増加するのが関の山です。
あと一つは運動をダイエットに組み込むからです。
体質改善するには、運動するか、食事を改善するしかありません。
運動をすればたしかに脂肪が筋肉になって理想的な代謝になります。
しかしそれには、”毎日1時間程度、心肺系の運動をし続ける事” が条件になります。
正直、時間のない現代人や、家族を抱える夫婦にそんな時間はありません。
朝ごはんとおやつの代わりに珈琲を飲む
時間が無くて、今すぐ実践したい人の為に、やり方だけ先に言ってしまいます。
もちろん時間が空いたら、すべての記事を端から端まで、それこそ何回も読んで覚えてしまって下さい。
実際にする方法は、”朝ごはんと、おやつの代わりに珈琲を飲む”。ただそれだけです。
それ以外の事は変えない方がいいです。
今まで通りの生活、食事、運動で大丈夫です。
珈琲にはフラクトオリゴ糖と牛乳、もしくはバターを溶かしこんで飲んでください。
”レギュラーコーヒー・難消化性オリゴ糖・乳製品 = スペシャルダイエット珈琲” これを朝ごはんとおやつの代わりにするのです。
おやつの珈琲は3時間ごとに一杯ずつ、一日何回飲んでも大丈夫です。
ただし珈琲を飲んで眠りが浅くなる方は、寝る前はカフェインを控えてください。
その場合はデカフェ珈琲とフラクトオリゴ糖とミルクを混ぜたものを飲んで、眠りについてください。
それでは、珈琲ダイエットの効能と、実施する際の注意点などを詳しく説明します。
コーヒーのどんな成分がダイエットに効くのか?
ダイエットに効く珈琲の成分は4つあります。
①クロロゲン酸(珈琲ポリフェノール)効果 ②カフェインの効果 ③トリゴネリン効果 ④約300種類の香り成分
の4つです。それぞれ解説すると。
①クロロゲン酸(珈琲ポリフェノール)の効果
珈琲には沢山ポリフェノールが入っています。
どれくらい入っているのかというと、フレンチパラドックスで有名な赤ワインと同程度の分量が入っています。
実は日本人は約半分のポリフェノールを珈琲から摂取しています。
痩せているフランス人が赤ワインからポリフェノールを取っているのと同じように、日本人は珈琲からポリフェノールを取っているわけです。
ポリフェノールの効果は、ダイエット的には脂肪を燃焼させ、さらに血液の余剰栄養が脂肪になることを防ぎます。
二重の効果で脂肪を少なくするわけです。
②カフェインの効果
珈琲の二大成分と言えば、ポリフェノールとカフェインです。
当店に来ているお客様は皆痩せています。
コーヒーを常飲している人で太っている人はあまりいません。
カフェインはポリフェノールと同じように、脂肪の燃焼効果があります。
その他には新陳代謝を促します。
ただ貧血の女性や妊婦さん、授乳している人、心臓病の人はカフェインを控えて下さい。
カフェインは若干鉄分の吸収を阻害してしまうからです。
その場合はデカフェ珈琲を使ってください。
新鮮なデカフェコーヒーはこちらから ⇒ お買い求めください。
③トリゴネリンによる脳細胞の活性化
おやつを食べないで、我慢できなくなるのは、お腹だけではありません。
実はどちらかというと、脳みその方が空腹に耐えきれなくなります。
ダイエットに成功するには、おなかの空腹をコントロールするだけでなく、脳みそをコントロールする必要があります。
コーヒーに含まれるトリゴネリンは大脳皮質のニューロン細胞を活性化してくれます。
これによって、空腹感が和らぎ脳の異常な渇きを癒してくれます。
大脳皮質の活動が優位になると胃腸の働きは抑制されます。
④香り成分でリラックス効果
現代は、一歩外に出れば(外に出なくても….)ストレスの洪水にさらされています。
ストレスが多いと、食べることによってストレスを解消する必要が出てきます。
コーヒーを飲んでホットすると、リラックスできて食べる量が減ります。
次に4つの珈琲の成分によって、ダイエットにどんな効果があるのか解説します。
なぜコーヒーを飲むと健康的に痩せられるのか?
珈琲を飲むと以下の効果が期待できます。
①空腹を感じない ②基礎代謝が良くなる ③便通の改善(むくみを取る) ④若返る(アンチエイジング) ⑤デトックス(利尿作用) ⑥健康になる ⑦ノンカロリー ⑧血行の改善 ⑨血糖値上昇の抑制 ⑩脂肪の燃焼 ⑪新陳代謝の向上 概ねこのくらいでしょうか。
項目が多いですが順番に説明していきます。
①珈琲を飲むと空腹を感じない
ダイエットの敵は異常な空腹感です。
身体は栄養を必要としていないのに、お腹はとても空きます。
しかし、3時間ごとにオリゴ糖とミルクが入っている珈琲を飲めば、ほとんど空腹を感じなくなります。
これだけでダイエットは成功するでしょう。
②基礎代謝が変わる
珈琲ダイエットの最終目標は、体の代謝を変えることです。
わかりやすく言うと、脂肪をエネルギーにする機能をオンにすることです。
今まで、脂肪をエネルギーにすることができなかったので、体に脂肪が溜まったのです。
この代謝を根本的に変えることができれば、あとは努力なしで勝手に脂肪が使われます。
そこまで行けば今後二度と太りません。
③便通が改善されてむくみが取れる
珈琲を飲むと腸の蠕動運動が活発になります。
胃腸が活発に働いて宿便がとれると、余計な老廃物を吸収しなくなります。
胃腸が動かないと、その分便が滞って、むくみ(毒素)を体に取り込んでしまいます。
④若返り効果(アンチエイジング)
珈琲ダイエットによって、代謝が変わると飢餓遺伝子が活性化されます。
この遺伝子は別名若返り遺伝子とも言います。
血管が若返るので、動脈硬化や老眼、冷え性、軟骨の軟化や骨粗鬆症が改善されます。
⑤デトックス(利尿作用)
カフェインには利尿作用があります。
排尿の回数が増えると、それだけ血液が奇麗になります。
ただ、その分水分が失われるので、新鮮なお水を飲んで水分補給してください。
⑥健康な体になる
ダイエットすることによって、不健康になっては意味がありません。
内臓や体幹の筋肉を増やしながらダイエットしないと、リバウンドして余計に脂肪の比率が増えてしまいます。
珈琲によって脂肪を燃焼できる体にする。
すると自然に筋肉量が増えて、健康的に体重が減っていきます。
⑦珈琲はノンカロリーである
珈琲にはカロリーがほとんどありません。
いくら飲んでも体重が減ることはあっても、増えることはありません。
ただし一気飲みはしないでください。
一度に飲む量はカップ一杯120cc程度。3時間のインターバルを挟んで、次の一杯を飲んでください。
⑧血行が良くなる
カフェインには強心の効果があります。
心臓の動きを促し、血管を拡張させて血行を良くします。
血流が良くなると、代謝が高まり老廃物が体外に出て、自然と体重は減っていきます。
⑨血糖値を下げる
珈琲は血糖値上昇を抑制してくれます。
食前食後に飲むと、糖質(デンプンと砂糖)を摂取しても血糖値が上がりにくくなります。
血糖値が上がらなければ、インスリンが分泌されないので、あまった栄養分とインスリンが結合して、脂肪になることもありません。
⑩脂肪をコントロール出来る
ダイエットとは突き詰めると、脂肪をいかにして筋肉に変えていくかです。
運動によってもそれは出来ますが、毎日こまめにし続けるのは、時間と根気がない限り無理です。
結局毎日の食事とおやつをコントロールするしか、理想的な体重と健康を手に入れることは不可能です。
珈琲を常飲することによって、それは容易になされます。
⑪新陳代謝がアップする
珈琲を飲むと、血行促進や脂肪の燃焼によって、体温が上昇します。
これは食事をとっても同じように体が熱くなるわけですが、珈琲にはカロリーが含まれていないので、脂肪が一方的にエネルギーとして使われます。
運動を習慣にしている方は、運動の30分前に珈琲を飲むと集中力が増すだけでなく、代謝も高まるので一石三鳥の効果となります。
珈琲ダイエットの効能を書きましたので、次に実際にやってみる方法を解説してきます。
コーヒーダイエットを実際にやってみる
一番最初に珈琲ダイエットの仕方を簡単に書きました。
この章では、さらにそれを掘り下げて、どのように ”スペシャルダイエット珈琲” を作ればよいのか?
また、作った珈琲をどのようにして飲めばよいのかを解説していきます。
スペシャルダイエット珈琲は3つの物で出来ている
スペシャルダイエット珈琲は3つの要素から出来ています。
①レギュラーコーヒー ②難消化性オリゴ糖 ③純粋な乳製品
それぞれ解説していきます。
①レギュラーコーヒー
これは焙煎した珈琲豆から作ったコーヒーの事を指します。
インスタントや缶コーヒーは対象外です。
最近コンビニでも一杯100円位でレギュラー珈琲を飲む事が出来る様になりました。
理想としては、少し新鮮なレギュラーコーヒーでダイエットして欲しいのですが、これを代用しても問題ないと思います。(私はコンビニ珈琲を飲んだことがないのですが・・・)
インスタントや缶コーヒーには食品添加物が入っています。食品添加物は血糖値を上げるのでダイエットには不向きです。
また、珈琲豆から作ったエキスは上記で書いた数々の効果があります。
よろしければ美味しいレギュラーコーヒーを飲む習慣を身に着けてください。
②難消化性のオリゴ糖
これは要するに ”人が吸収できないお砂糖” の事です。
人が吸収出来ないので血糖値は上がりません。血糖値が上がらなければ脂肪も付きません。
お薦めのオリゴ糖はフラクトオリゴ糖です。なぜフラクトオリゴ糖なのかというと、
a、難消化性の糖である b、安価である c、純度100%の物がある d、入手し易い
実はオリゴ糖と呼ばれている物は、私が知っているだけでも10種類ほどあります。
しかし、スーパーなどでよく見かけるイソマルトオリゴ糖は消化性のオリゴ糖です。
これはヒトが消化吸収できるので、ショ糖と同じように太ります。
なぜオリゴ糖を珈琲に入れるのかというと、ヒトは甘いものを欲するからです。
また、オリゴ糖には整腸作用もあります。
無理は禁物です。おやつを断つのですから、その代わりの甘味料がいるのです。
③純粋な乳製品を入れる
珈琲にはミルクを入れます。
ミルクとは牛乳から出来ている乳製品の事を指します。
コーヒーフレッシュはこの中に入りません。ミルクとはつまり、
a、牛乳 b、バター c、純粋クリーム d、クリープ ようするに牛乳から出来ている製品の事を指します。
コーヒーフレッシュの事をお客様に説明する時は ”サラダアブラに味付けをして、白い絵の具を加えた様な物” と説明しています。
要するに食品添加物の塊です。食べると身体にわるいです。
”スペシャルダイエット珈琲” の中身は上記3つから作ります。次に実際の作り方や飲み方を説明いたします。
朝に一日分のダイエット珈琲を作ってしまおう
忙しい現代人は一日何回も珈琲をドリップしている時間がありません。
ここでは一日に飲む珈琲を一度に作り置きして、それを一日かけて飲む方法を書きます。
まず、作る分量ですが
一杯分の珈琲は、10gのレギュラーコーヒーから120cc作ります。それに80㏄の牛乳と、ティースプーン2杯(4g程度)のフラクトオリゴ糖を加えます。出来上がりは200ccのカフェオレになります。
一日に何回飲むかですが、朝食時、午前11時、午後2時、夕方5時、夜8時、として、5回分、一リットルを一度に作ってしまいます。
総量はレギュラー珈琲600cc牛乳400ccです。これを一度に作って一日かけて飲みます。
朝は出来立ての珈琲を飲んで、その後は保温ポットに入れて3時間ごとに飲むわけです。
暑いのが苦手な人は、アイスにしたり、冷ましたりして飲んでください。
ミルクを加えることによって、珈琲はかなり長い間、風味と効能を維持します。
抽出はドリップでもいいですし、コーヒーメーカーでも問題ありません。
5杯一度に入る物をお買い求めください。カフェオレに合うコーヒーはマンデリンです。
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また、カフェインが苦手な方はデカフェ珈琲でも大丈夫です。
スペシャルダイエット珈琲を飲むときの注意点
上記のカフェオレを飲むときに注意したいことがいくつかあります。それは、
①新鮮な珈琲豆を使う ②ミルクは純粋な物を使う ③オリゴ糖を入れ過ぎない
順番に説明すると
①新鮮な珈琲豆を使う
古くて安価な珈琲豆を使うと、珈琲オイルが腐敗していてお腹を壊してしまいます。
一日5杯以上珈琲を飲むので、出来るだけ焼きたてで良質な珈琲豆をお買い求めください。
②ミルクは純粋な物を使う
牛乳以外の成分から出来ている物は使わないでください。
食品添加物は血糖値を上げます。また、体にも悪いです。
質の悪い乳製品を使うくらいなら、入れないほうがいいです。
安すぎる牛乳は体にも悪いです。
牛乳が苦手な方はココナッツミルクや豆乳を使っても大丈夫です。
③オリゴ糖を入れ過ぎない
オリゴ糖は難消化性のお砂糖です。
人はこれを消化できません。
誰が消化するのかといえば、大腸に住んでいるビフィズス菌です。
ただ、ビフィズス菌は一杯いるわけではありません。
沢山食べ物を与えると下痢してしまいます。よって一回に飲む量は上限5gくらいです。
ビフィズス菌の量が増えてくればオリゴ糖を増やしても大丈夫です。
そのころには腸内環境が整って、おなかもスッキリしてきます。
飲み方に関する最後の注意ですが、おなかが空いているからといって一気飲みはしないでください。
一度に飲む量は200ccが上限です。
それ以上飲むと、カフェインに酔ったり、下痢することもあります。
まとめ
珈琲ダイエットは手軽に始める事ができます。しかし効果はすぐに出てきます。
一日実施すれば、その効能を感じることが出来るでしょう。
体質が明らかに変わったと思う時期は、3か月が一つの目途です。(代謝が変わる期間)
その次は10か月後です。(細胞が全部入れ替わる期間)
あとは一年ごとに内臓脂肪が取れて体重が落ちていき、理想体重と健康体に近づいていくことが実感できるでしょう。
それには、継続できるかどうかがキーになります。
ただ、無理は禁物です。どうしても ”スペシャルダイエット珈琲” 以外のおやつを食べたくなったら無理しないで食べましょう。
また翌日から始めればよいだけです。珈琲以外のおやつで、お薦めは季節の果物です。
果物は血糖値を急激に上げません。
逆に一番避けたいおやつは食品添加物まみれのスナック菓子です。
それでは、皆さんあとは実践あるのみです。 ^^) _旦~~