現代でも現役・太古の珈琲抽出
ターキッシュ珈琲という飲み方があります。
別名トルコ珈琲とも呼ばれています。古くからある飲み方ですが、現在もトルコに行けば普通にこの飲み方で出てくる現役の抽出方法です。
トルコは世界の覇者だった
オスマントルコが世界の覇権を握っていた時、珈琲文化もターキッシュ珈琲としてヨーロッパ各地に広まりました。
宮廷の王族や貴族はターキッシュ珈琲を給仕されて、珈琲と言うものを知ったわけです。
軍事力で実行支配するだけが、覇者の役目ではなく、文化的に支配するというやり方もあるわけです。
東南アジアは今もターキッシュが主流
ターキッシュ珈琲の抽出は、煮出し式抽出法で、カリオモンと同じ部類に入ります。
珈琲を細かく砕いて、お砂糖と共にイブリック(下記写真)というミルクパンの様な小さなナベに入れ、煮こぼれない様に三回煮出します。
煮出したあとは、コナごとカップに注ぎ、コナがある程度沈殿したら、その上澄みを啜ります。
上澄みをのんだ後は占ってもらおう
カップの底に残ったコナで占いをする事もあります。
味的には、微粉が口に残るので日本人の口には合わないと思います。
ただ現地で飲めば不思議と美味しく感じるので、トルコに行かれたら是非一度お試しアレ。
まあ、マスターは飲むならチャイにしますが・・・<m(_ _)m>