ネコママとマスターはフランネルで淹れる珈琲がいちばん日本人好みになると思っています。(というか、わたしたちが好きなだけという意見もある。(^^)/)
ネルフィルターは、適度な油脂分が混入して、粒子の荒いオイルをカットできますし、起毛の在る無を利用して微粉をコントロールしたり、エグミをカットできるのも良いところです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
先日もお客様にネルで淹れた珈琲を提供していたところ、”ナゼこんなアジになるの?家ではこんなアジにならないんだけども…”、と言われました。”珈琲オイルが入っているからですよ。ネルで淹れると、お湯に溶けるオイルだけカップにはいるのです”、とお答えしました。要するに口どけの良い円やかなオイル成分だけ舌に残るので、繊細な味覚の日本人好みになるわけです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
フレンチプレスでもオイルは入りますが、プレスだと微粉や粒子の大きなオイルまで入るので、それがザラッとした舌触りにするわけです。逆にペーパーだとオイルを大幅にカットするのでアッサリと仕上がるわけです。
ネルはペーパーとフレンチプレスの良いとこどりの抽出方法と言えるのですね。