珈琲豆はどうやって値段が決まるか
珈琲豆は現金売買される商品なので、それに対して値段を決めなければなりません。
値段を決めるときの指標に、珈琲豆の格付けがあります。
例えば、豆の大きさ、スクリーンというのですが、大きければ大きいほど値段が高くなります。
豆の大きさを品質に対する評価として取り入れている国はブラジルです。
例えば同じブラジル・サントスという銘柄でも、スクリーンNO18よりもスクリーンNO19の方が高値で取引されると言った具合です。
欠点無はコロンビアスプレモNO1
他に、コロンビアで取引される珈琲豆は、欠点の多い少ないで格付けされることもあります。
コロンビア・スプレモNO1は最高品質、欠点なしという具合です。
ちなみに欠点ゼロは存在せず、コロンビア・スプレモNO2が実質上最高品質になります。
ガテマラは国自体高山地帯
その他、ガテマラでは標高の高低差で格付けされたりもします。
標高が高ければ高いほど高値で取引されるといった具合です。
ガテマラは国土の80%以上が高山地帯なので、そういった格付けが採択されているのでしょうね。
ちなみに等高線作付けと言って、同じ標高の珈琲豆は同じ品質になるので、等高線に沿って、植樹されたりもします。
イエメンは香り重視味重視
その他、見た目なんてクソクラエ、香りだけで勝負だ。
といった具合にグチャグチャの見た目でも高値がつく豆もあります。
それが最近よく出てくるイエメン産の珈琲です。
こちらは香りの良しあしで格付けされます。
スパイシーな香というものがあって、これが最高品質と言われています。
一時当店にもあった、バニーマタルという珈琲がそれですが、味的には珈琲というよりもスパイスを飲んでいるような気がしました。
イエメンよりもエチオピアが好き
次に、フルーティーという香りが二番手で、当店でいうところのモカ・イルガチェフG1がそれに当たります。
日本人好みの味は、どっちかというとフルーティーなモカ・イルガチェフかな?と思っています。
まとめると・・・気候風土や文化的な違いによって、コーヒー豆の商品価値がマチマチになるという事です。
一言でいうとそれがお国柄という事なのでしょうね。国民性も現れていてとても面白く感じます。