茶道とコーヒー道の共通点は?
百貨店などをウロウロしていて、茶道具などを見ると、仕事がら珈琲との共通点をさがしたりします。
そこでよく思うのは、日本のお抹茶とエスプレッソとの類似点です。
エスプレッソは急いでサッサと飲み干す物なので、茶道の様に時間をかける作法とはかけ離れています。
しかし、空気を茶や珈琲に含ませるという点が似ていると感じる訳です。
菓子作りも珈琲作りも空気感が大切
実はこの空気感と言うものはお菓子創りや、その他の食品製造にとても重要なウエイトを占めています。
マカロンやケーキの生地、バター作りなども、イカにしてキメの細かい空気を素材に馴染ませるかで、食感が左右されます。
空気を含ませると珈琲は甘くなる
エスプレッソのクレマは珈琲の油脂分に空気を含ませる事で苦味を緩和させます。
さらに、ミルクをスチームして、空気を含ませ、クレマと一体化させる事で更に甘みが増します。砂糖なしでも十分美味しいです。
抹茶も同じで、苦い味わいも茶せんで撹拌させて空気を含ませると、苦味が緩和されて、甘みすら感じる事ができます。
まとめると・・・イタリア人に日本人と何か共通点を感じるのも、この空気感を大切にしているからかな?と勝手に想像してます。