自然淘汰で出来るコーヒーの品種
珈琲は人が栽培することによって沢山の種類が出現しました。また世界中に植林された結果、数十年、数百年の時を経てその土地特有の品種に枝分かれしていきました。
同じティピカやブルボンという品種であっても長く別の土地で栽培されることによって、全く違う珈琲に枝分かれしていくわけです。不思議な現象ですね。
これは珈琲だけではなくて、その他の植物や動物にも当てはまります。
同じ種類の生き物でも、場所によってはとても大きくなったり、小さくなったりして、その土地土地に適応して別の生き物として道を歩み始めるという事です。
試験管の中で出来るコーヒーの品種
また、人為的に品種改良された珈琲もあります。ケニアで栽培されている主力商品で、SLシリーズというものです。スコット・ラボラトリーと言って品種改良を行う機関の名称なのですね。
ケニアはお国柄なのか?とても珈琲の研究には熱心です。ケニアと言うか、イギリスなのでしょうが。。。(昔イギリスの植民地だったんですね)だから、SLシリーズという試験管で出来た品種が今も沢山栽培されています。
世界各地では、様々な品種を掛け合わせて、常に新しい味や生産性の高いものを生み出そうと努力し続けています。
ただ、実際に市場に出回っている品種は、自然の中で偶然に見つかったものが大半です。自然に勝るものはないと言う事なのでしょうかね。
見つかる場所と栽培する場所
コーヒー豆で最近よく聞く品種は”ゲイシャ種”です。しかし残念ながら日本の”芸者”とは全く関係ありません。
ゲイシャ種はエチオピアにある村で、そこで発見されたのでゲイシャ種と命名されました。
発見されたゲイシャ種は研究熱心な農園エスメラルダに植林されて、そのまま誰からも見出されることなく放置されていました。
ある時土地との相性が良かったのか、とても大きくなっていたので、試しに品評会に出したところ大反響があって、その当時の最高値を付けて話題になりました。
こんな感じで、見つかった場所ではあまり育たないで、その後相性のいい土地に植え替えられて、元気に育つ品種も沢山あるという事です。
エルインヘルト農園ゲイシャ種はこちらから、エスメラルダのゲイシャ珈琲はこちらからお買い求めください。