コーヒー豆の保存・冷凍版・解凍して使ってはダメ?

珈琲豆の保存

コーヒー豆屋を初めて早15年くらい経ちます。(月日が流れるのは早いものですね‥・)

で、一番よく質問される事の一つが、「これ(コーヒー豆)どこに保存したらいいの?」と言う物です。

今回はそんなお客様の悩みに、答えていけたらと思います。(^_-)-☆

コーヒー豆の長期保存は冷凍一択?

お客様にコーヒー豆の保存方法を聞かれたときは、取あえず冷暗所に置いて下さいと言います。

冷暗所(遮光されていて、密閉されていて、空気が通らない、温度は20度以下の所)に保管すれば、豆の珈琲なら、焙煎から一か月たっても、キットちゃんと膨らみます。

しかし、やむにやまれず沢山珈琲豆を買ってしまったり、コーヒー粉の在庫を抱えてしまったらしっかりと密閉して、冷凍庫に保管してください。

冷凍珈琲豆はどれくらい日持ちするかと言えば、家庭用の冷凍庫、つまりマイナス10℃位なら半年くらいです。

家庭用冷凍庫の場合、それ以上保管すると、冷凍やけを起こして品質が劣化します。

(コーヒー粉に関する関連記事👇)

超低温保存は品質劣化しない

業務用の冷凍庫でマイナス50℃以下に出来るのでしたら、ホボ半永久的に保存できます。

これが冷凍食品の謎です。

つまり店頭に並べるまでは超低温で保管して、お店に並べる時はマイナス10℃くらいの保管庫に移すわけです。

アイスクリームもマイナス50℃で保管すれば、ほとんど品質が劣化しません。

そして、珈琲豆を冷凍保存したら、そのあとどの様に使えばいいのでしょうか?

焙煎後の珈琲豆は水分を含まない

焙煎した珈琲豆は水分をほとんど含んでいないので、凍ることはありません。

ですので、たとえ冷凍庫に入れても、氷のようにカチンコチンに固まる事はありません。

単にコーヒー豆の温度が低くなっているだけで、凍っているわけではないので、そのままミルで挽けます。

使うぶんをグラインダーに素早くセット  ⇒  粉砕して抽出する。

これでOKです。

残った低温の珈琲豆は温度が上がって結露する前に、素早く元の温度の冷凍庫に入れてしまいます。

常温のまま放置しておくと、結露してとてもまずくなるからです。

これは挽いてしまったコーヒー豆でも同じです。

使う分を素早く取り出して、残ったコーヒー豆は元の温度の所へ戻せば問題ありません。

解凍して温度差が大きくなればなるだけ、沢山結露して珈琲豆が湿気てしまいます。

珈琲を一番劣化させるのは湿気です。

しけった珈琲豆はトンデモナイくらい美味しくないです( ̄▽ ̄)

(しけった珈琲は膨らまない👇)

珈琲豆は急速解凍したらダメ

珈琲豆を冷凍保存した後は、解凍しなくても使えます。

もともと殆ど水分を含んでいないので、グラインドできるからです。

もし何かの理由で、コーヒー豆のすべてを常温に戻さなくてはならない場合は、徐々に珈琲豆の温度を上げて、結露しない様にして解凍します。

例えば、いったん冷蔵庫に入れるとかです。

ただこの場合もなるべく温度の低い冷蔵庫に入れるなど工夫した方がいいです。

(珈琲ミルはナイスカットGがおすすめ👇)

まとめ

冷凍のままではコーヒーは美味しくないと思っている方もいるようですが、それは勘違いです。

冷凍庫に保管した珈琲もしっかり密封して、豆のまま保存していれば、十分膨らみます。

珈琲豆の風味を落とさないコツは、いったん冷凍庫に入れたらずっと冷凍庫に入れておくことです。

コーヒー豆の温度差を無くすことがポイントになるわけです。 

後は、冷凍庫に入れてもなるべく早く使い切ってしまう事です。

(珈琲関連の詳しい記事は👇をご覧ください)

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