コーヒーの効果&効能【成分と栄養素】ポリフェノールは健康の元?
コーヒーのメリットとデメリット、どちらが勝る?
コーヒーには様々な効果があります。
どんな効能があるの?と言われると、際限無く思い浮かぶので、手が付けられません。
ここは20年以上、毎日5杯以上珈琲を飲んでいる筆者の体験を元にして、そのメリットをお伝えできたらと思います。
目録
良い物は残り、悪い物は自然淘汰される
コーヒーの効能に関してはタバコと時期を同じくして、その研究がなされてきました。
その結果、両方の良い面・悪い面が科学的に解明されて、現在タバコはメリットよりも害の方が勝るのでこの世から消えつつあります。
一方珈琲は、デメリットがクローズアップされることもありましたが、それを上回るメリットがあることが分かりました。
今では、珈琲は単なる嗜好品としてでなく、積極的な意味で人の健康を増進させる食品として認められつつあります。
コーヒーの効果効能はドリップしたエキスの事
珈琲を飲むメリットについて、筆者の経験をもとに、有効だと感じられる順に(独断・偏見・主観)をベースにして、科学的な論拠とデータをなるべく添えて、お伝えしていきたいと思います。
その前にちょっとだけ、珈琲の主成分について、説明いたします。
珈琲の成分と言っても、①生豆 ②焼き豆 ③抽出エキス と三種類考えられます。
流石に昔のエチオピアの様に生や煮た珈琲果実を食べるヒトはいないでしょうが、焙煎珈琲豆をチョコレートコーティングしたものや、アイスクリームに珈琲粉をまぶして食べるヒトはいます。
そんな方の為にちょっとだけ説明すると、生や、焙煎豆は果実と同じような成分が多いという事です。
つまり果糖が主成分となります。
昔のエチオピア高原では、珈琲果実を煮たものが重要な食料として扱われていた時期もあったようです。
しかし、現代ではそのような使い方はされておらず、お湯で抽出したエキスを飲むことが、珈琲を摂取することになります。
よってこの記事では、質の良いレギュラー珈琲をドリップ抽出したときに得られる効果効能と、その根拠となる成分についての解説となります。その辺、ご了承願います。
抽出液の主成分は、珈琲ポリフェノールとカフェイン
珈琲には様々な成分が入っているのですが、焙煎珈琲豆をお湯で抽出して、取り出せる主要成分は、ポリフェノールとカフェインです。
要するに珈琲を飲むのは、ポリフェノールとカフェインを摂取するためという事です。
その他の成分は焙煎と抽出の過程でほとんど失われてしまいます。
もし珈琲の効能を最大化させたいのでしたら、上記で言いましたように生は無理でも、焙煎した珈琲豆を直接食べることです。
実際幾人かのお客様は、食べる目的でコーヒー豆を買いに来られています。
また、抽出触媒にお湯を使うのではなく、アルコールを使うとさらに珈琲の成分を最大化することができます。
アルコールに漬けた珈琲粉を、丸ごと全部ケーキの生地に練りこめば、珈琲リキュール入りケーキの出来上がりです。
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コーヒーを飲むメリットを列挙
前置きが長くなりました。
本題に入りたいと思います。
質の良いレギュラー珈琲をお湯で抽出して得られる効果は有効と思われる順に列挙すると
①集中力がアップする ②便通が改善する ③空腹感がなくなる ④覚醒作用のアップ ⑤計算能力向上 ⑥利尿作用(腎機能改善) ⑦眠気退散 ⑧脳の活性化 ⑨頭痛の改善 ⑩運動能力のアップ ⑪リラックス ⑫心拍数の上昇 ⑬代謝のアップ ⑭うつの改善 ⑮肺機能向上 ⑯自殺予防 ⑰ダイエット ⑱脂肪の分解 ⑲消化の補助 ⑳ボケ予防 ㉑腸内環境の改善 ㉒糖尿病の予防 ㉓アンチエイジングの効果 ㉔アレルギーの改善 ㉕肝硬変の予防 ㉖不整脈の改善 ㉗ガンに効く ㉘脳卒中に効く ㉙二日酔いの改善 ㉚パーキンソン病改善 ㉛シミ予防と美白 ㉜風邪に効く ㉝動脈硬化の予防 ( ..)φメモメモ
凄い数になってしまいました。。。
①に近い方は筆者が効果を実体験出来るもので、㉝の方は文献等で効果があると言われている物です。
では、順番に説明していきます。
①集中力のアップ
これは飲むとすぐに実体験できるものです。筆者の仕事始めは、自分用に珈琲を入れる事です。朝一杯の珈琲は必須アイテムです。
また、仕事中の合間に珈琲を飲むと、疲労を取り除いてくれます。
この作用は主にドーパミンの分泌促進によるものです。
有効な成分はカフェインと香り成分です。
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②便通が良くなる
私は午前中に3杯ほどドリップコーヒーを飲むのですが、2杯ほど飲んだところで大抵排便に行きます。飲まないときは便通が遅れるので、珈琲が大腸の蠕動運動を促していることは間違いなさそうです。
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③空腹の軽減
筆者は午前中は珈琲を三杯だけ飲みます。
その他の物は何も口にしません。
珈琲が無い午前中はかなり空腹感に悩まされますが、珈琲さえ飲んでいれば仕事への集中は途切れません。
空腹感を感じないのは、カフェイン摂取による血糖値の上昇と脂肪のエネルギー化です。
苦みがしっかりしている珈琲マンデリントバコを飲めば空腹を忘れて仕事に邁進できます。
④覚醒作用がある
エスプレッソマシンの調整で抽出液を味見してると、5回ほど舐めたところでかなり気分が高揚してきます。
要するにハイになるわけですね。
まあ、アルコールを飲んでハイになるよりはリスクは低いですが、飲み過ぎには気を付けましょう。(^^)/
⑤計算能力アップ
珈琲を飲むと計算力が10%程度アップすることが実験で証明されています。
勉強の前に一杯のコーヒーを飲めば、けっこう効率が上がるわけです。
また、珈琲は覚えたての記憶を定着させる作用もあります。
授業の合間合間に珈琲を飲めば、ダブルの効果が期待できます。
⑥利尿作用(腎機能アップ)
珈琲のカフェインは腎臓に作用して、排尿を促します。
おしっこはもともと血液をろ過したもので、腎臓に働きかけて排尿する事は、体の余分な水分を出してむくみを取ってくれる訳です。
同時に体の老廃物も体外へ出してくれます。
その結果、腎臓がんのリスクを軽減してくれる可能性もあるそうです。
余談ですが、筆者は足ツボの事に詳しいので、いろんな人の足ツボを突いて、気が付いた事があります。
それは湧泉という腎経のツボを押すと、ほとんどの方がのた打ち回るほど痛がる事です。
これは思うに現代人はかなり腎臓に良くない生活をしているということなのかなーと思っていました。
珈琲を飲めば、腎機能を活性化できるので、弱った腎経も回復するでしょう。
⑦眠気覚まし
市販の眠気覚ましを見ても、目覚ましの特効薬はカフェインと相場が決まっています。
ただ飲み過ぎや過信は禁物です。
一回珈琲を飲んだら3時間くらい間をあけるのが良いでしょう。
コーヒーのカフェインは、飲んでから30分位で効き始めます。
これを逆手にとってお昼休みに珈琲を飲み、短時間睡眠をとる。⇒30分後にはスッキリお目覚め。というような使い方も考えられます。
⑧脳の活性化
脳へつながる血管には血液関門があります。変なものが入ってこない見張りですね。
この関門を通り抜けられる栄養素は決まっていて、ブドウ糖と短鎖脂肪酸、後はカフェインくらいです。
カフェインは直接脳に働きかけてその機能を底上げしてくれます。
⑨頭痛の改善
カフェインは毛細血管の収縮作用があるので、血管性の片頭痛を収めてくれます。
ネコママも珈琲を欠かすと頭痛を訴えることが多いです。
カフェインの鎮痛作用は、モルヒネよりも大きいという報告もあります。
ただ、鎮痛剤を珈琲で流し込む様な取り方はやめてください。
雨が降る前の気圧の低下が頭痛の引き金になるようなので、天気の変わり目にコーヒーを飲むのは有効な手段だと思います。
⑩運動能力のアップ
珈琲は様々な運動機能を底上げします。
よく言われる事は、運動の30分前に珈琲を飲むと、脂肪の燃焼を助けて持久力がアップすることです。
イチローも試合の1時間前にコーヒーを飲んで集中力を高めるそうです。
2005年以降、カフェインはドーピング検査の禁止薬物指定から除外されたので、プロも合法的に珈琲を飲む事が出来る様になりました。
⑪リラックス
”ホット一息、一杯の珈琲”とか言われるように、珈琲を飲むと確かにリラックスできます。
珈琲を飲むとその直後からアルファー波という、脳波が出てきます。
この脳波が出るのは、ヨガなどの瞑想状態で、リラックスしている時です。
珈琲に含まれる約400種類の香り成分を嗅ぐと深い瞑想状態と同じ様になるという事です。
⑫心拍数の上昇と低下
珈琲には強心の効果があります。
飲んだ直後は心拍数が増えますが、逆に平常時の心拍数は減少します。生涯心拍数が減ると、寿命は延びます。
元々珈琲はエチオピアの僧侶によって、薬として使われたのが始まりらしいです。
当初は強心や血管の収縮など、主に心臓や血管の疾病用に使われていたらしいです。
⑬代謝のアップ
ここでいう代謝とは基礎代謝の事です。
体温が上昇して免疫力が上がり、体の老廃物を体外へ出す機能が増すことです。
体温が低いと風邪などに掛かり安いです。
逆に体温が上がると、あらゆる疾病から体を守ってくれます。
⑭うつの予防
うつ病を患っている方は、筆者の周りでも沢山おられます。
珈琲を一日4杯程度飲んでいる人は、飲んでいない人に比べると10%程度、うつ病になる確率が減るそうです。
現在通院されている方は、珈琲を飲んでいいかどうかは主治医の方にご相談ください。
⑮肺機能の向上
珈琲は中枢神経に作用して、呼吸機能を高めてくれます。
強心の作用も含めて、心肺機能を向上してくれるわけです。
ただ、タバコを一緒に吸うと元の木阿弥なのでご注意ください。
⑯自殺の予防
珈琲を一日4杯程飲んでいる方は、自殺率が50%程低くなるというデータがあります。
色々な意味でコーヒーを常飲する事は、生命力をアップさせることにつながるようです。
珈琲ルンバでは恋を忘れた哀れな男も、一杯の珈琲で目覚めましたしね。(^^)/
⑰ダイエット
珈琲を飲むと空腹感を抑えることができるので、ダイエットにもつながります。
また、珈琲はカロリーゼロなのでブラックで飲む分には太る心配はありません。
詳しくは珈琲ダイエットの記事に書いていますので、こちらを参考にしてください。
⑱脂肪の分解
珈琲の主成分クロロゲン酸(別名ポリフェノール)は、脂肪の分解を促して生命エネルギーの源、ミトコンドリアの餌を作ってくれます。
体の余分な脂肪を分解するだけでなく、それを生命エネルギーにしてくれるわけです。
⑲消化を助ける
珈琲は胃液の分泌を促す作用があります。
食前食後に飲むと、過剰な食欲を抑えるだけでなく、消化も助けてくれるわけですね。
ただ、胃液過多の人は、ミルクを入れて飲むなど工夫がいります。
⑳ボケの予防
カフェインと珈琲の香り成分(未解析の物も含む)の相乗効果で、アルツハイマー認知症に効果があることが分かっています。
実は珈琲の香り成分はまだ未解析の物が多いのですね。これからどんな効果が立証されるのか楽しみです。
㉑腸内環境の改善
大腸には腸内フローラと呼ばれる細菌群があって、人と共同生活をしています。
有名なところではビフィズス菌です。
この腸内フローラは人が消化できなかった物(食物繊維やオリゴ糖)を代わりに分解して、人に様々なビタミンを供給してくれます。
その他に、腸内免疫もつかさどっています。
つまり体に害をなすウイルス等の病原菌を撃退してくれるわけです。
珈琲の香味成分はビフィズス菌等を増やして腸管免疫を活性化してくれます。
㉒糖尿病予防
糖尿病とは、血糖値の乱高下による、インスリン分泌異常です。
珈琲には血糖値を上げるブドウ糖の吸収を、二倍にしてくれる作用があります。
糖尿病の予防には珈琲は効果がある訳です。
しかし、珈琲さえ飲んでいれば糖尿病にならないと言う訳ではありません。
暴飲暴食を繰り返していれば、珈琲の神様も下りてきません。
㉓アンチエイジング
若返りの物質としては、抗酸化作用食品が、取り上げられます。
代表としては、ビタミンCなどの野菜や果物に入っているビタミン群です。
抗酸化物質は活性酸素を取り除き老化を防止します。
珈琲にはビタミンC以上の抗酸化作用のある、珈琲ポリフェノールが含まれています。
この物質は吸収率が非常に良く、赤ワインポリフェノールと同じように、珈琲にも同じような若返りの作用が期待できるわけです。
㉔アレルギーの改善
アレルギーは現代病の一つです。
環境ホルモンや食品添加物などの汚染物質によって引き起こされる症状だからです。
珈琲ポリフェノールと珈琲の香り成分を取ると免疫力が上がり、汚染された環境に対して耐性が上がって、アレルギーも改善します。
㉕肝硬変の予防
珈琲ポリフェノールは、肝臓に対して非常に効果があることが分かっています。
肝臓の機能の一つ、蓄えている脂肪をミトコンドリアに供給する働きで、脂肪肝を抑制し肝炎ウイルスを撃退するからです。
新鮮な珈琲を毎日飲んでいる人は、肝硬変の改善はもとより、肝臓がんへ進行する確立を半分以下にする事が分かっています。
これは珈琲特有の効果でお茶では見らません。
肝硬変の特効薬は存在せず、コーヒーはC型肝炎の進行も遅らせるので、肝臓にとっては救世主のような存在です。
㉖不整脈の改善
適度に珈琲を飲むと、不整脈を改善することが研究で分かっています。
強心の効果と共に心臓に対して良い影響があるという事です。
㉗癌の予防
抗酸化作用がつよい珈琲ポリフェノールは、腎臓・肝臓・消化器系・心臓・泌尿器系に、効果的な事が分かりました。
ですので、これらの臓器のガン化を抑制する働きがあります。
この効果は女性の方が優位です。
これは、男性の喫煙・飲酒率が高いことや、コンビニ弁当などの外食による、食品添加物過多の生活のためです。
一日6杯珈琲を飲むと、前立腺癌になる確率が60%低くなる統計は男性にとって朗報です。
㉘脳卒中に効く
新鮮な珈琲は脳に良い影響があります。
特に女性の脳卒中になる確率を25%程低くする統計が出ています。
無自覚の微小脳出血も取り除いてくれます。
頭痛持ちの女性は朝一に珈琲を飲んだほうが良いかもしれませんね。
㉙二日酔いの改善
アルコール分解して出来るアセドアルデヒドを速やかに体外に排出してくれるので、二日酔いに効果があります。
アセトアルデヒドは血管を拡張します。
逆にカフェインは血管を収縮させて、老廃物を速やかに排除してくれるのです。
また、脳の血管も収縮して頭痛が軽減されるので、試してみる価値は有ります。
㉚パーキンソン病改善
珈琲喫茶を習慣にしている方はパーキンソン病になる確率が50%程低くなるそうです。
パーキンソン病は神経変性疾患が原因とされているので、交感・副交感神経を活性化させる珈琲は効果的です。
ポリフェノールによる抗酸化作用と、ドーパミン分泌がその役割を担っているようです。
臨床実験を経て近い将来商品化されるかもしれませんね。
㉛シミの予防と美白効果
ポリフェノールは元々植物が紫外線の害から自分を守るために作ったものです。
ですので、抗酸化物質のポリフェノールや、ビタミンCは紫外線で活性化したメラニン色素を、死活させる効果があります。
メラニン色素が撃退されると、シミが消えて美白になります。
血行も改善されスッピン美人も遠くないです。
㉜風邪に効く
筆者が連日スーパーで店頭販売していた時、ひどいクーラー風邪になりました。
一か月くらい治らなかったのですが、ある時熱々のホット珈琲を飲んだところ、夕方にはスッキリ治っていたことがありました。
以来珈琲は風邪に効く事を確信しています。
その作用は代謝のアップによる体温の一時的な上昇だと思います。
ホットを3杯位、一気飲みした後、呼吸が楽になり、体の芯から熱が出るのを感じました。
カフェインによる気管支の拡張作用と、ポリフェノールの代謝機能の改善が合わさったものだったのでしょう。
㉝動脈硬化の予防
珈琲ポリフェノールとカフェインは血液中のブドウ糖を減少させ、短鎖脂肪酸(ケトン体)を増やす作用があります。
善玉コレステロールが増えるわけですね。
その結果、傷ついた血管を修復して動脈硬化を改善させます。
珈琲は飲んで約30分後、効果を発揮します。
10時間は効果が持続するので、仕事や運動、仮眠の前に飲んで、30分後に活動するように調整すると、うまく作用させる事ができます。
以上で、筆者が実体験できる順番に、珈琲の効能について説明を終わりたいと思います。
次にデメリットについて書いていきます。
コーヒーを常飲するデメリットについて
巷で言われている珈琲のデメリットについて考察したいと思います。
よく言われている珈琲常飲のデメリットは、①胃酸過多になる ②発癌物質が含まれてる ③口臭の原因になる ④妊産婦や胎児に悪い ⑤頻尿(脱水症状)⑥自律神経が失調する ⑦ハイになる ⑧鉄分の流出 ⑨身体が冷える ⑩気分が悪くなる ⑪眠れなくなってしまう 大体これぐらいでしょうか?
それぞれ考察していきます。
①胃酸過多になる
珈琲は胃酸の分泌を促します。
胃酸過多の人がすきっ腹でブラックコーヒーを飲めば胃が荒れるかもしれません。
そんな時は、食中・食後に飲むか、もしくはカフェオレにして飲まれるといいでしょう。
②発癌物質が含まれてる
珈琲というか食品は大概発ガン性があります。
珈琲の発がん率は、砂糖やトランス脂肪酸、タバコ、ポテトチップスよりも低いです。
珈琲の発がん性を気にするよりも、砂糖や珈琲フレッシュを控えた方が効果があります。
③口臭の原因になる
クロロゲン酸は唾液の分泌を抑制するので、口臭の原因になります。
気になる方は珈琲を飲んだ後、お水でうがいをすればよいでしょう。
④妊産婦や胎児に悪い
妊産婦・胎児はカフェイン分解能が低いです。
そんな時は良質のデカフェコーヒーでポリフェノールだけ摂取すればよいでしょう。
⑤頻尿(脱水症状)
珈琲は利尿作用があります。
これ自体は何の害もないのですが、睡眠前に珈琲を飲んでトイレに駆け込むのはうれしくないです。
睡眠前はデカフェ珈琲を飲んだ方が良いです。
また、利尿作用で水分が失われそうですが、コーヒードリンクは98%以上水分です。
水分補給も一緒に行っているので、珈琲で脱水症状になる心配はなさそうです。
⑥自律神経が失調する
カフェインを過剰摂取すると、交感・副交感神経が異常をきたします。
過ぎたるは猶及ばざるが如しです。
取り過ぎには注意しましょう。
⑦ハイになる
経験からいうと、日本人は3杯くらい連続で、コーヒーを飲んでも大丈夫そうです。
5杯連続で飲むとかなりハイになります。
10杯連続で飲むと、危険領域に入ります。
クスリも飲み過ぎると毒になります。
⑧鉄分の流出
珈琲に含まれるタンニンは鉄分と結合するので、鉄欠乏貧血になる恐れがあると言われています。
しかし実際は鉄分は大腸で再吸収されるので消化器管内で鉄分が失われる事はありません。
いわゆる都市伝説の部類ですね。
⑨身体が冷える
珈琲は体を冷やす効果があると言われていますが、実は真逆の効果があることが臨床実験で証明されています。
カフェインは熱生産作用があり、珈琲を3杯位飲むと約10%、体熱生産性が上がります。
実際、筆者は3杯連続でホット珈琲を飲んで体温が上がり風邪が治った経験があります。
⑩気分が悪くなる
珈琲を飲んで気分が悪くなるのは、筆者の経験上、質の悪い珈琲(古い豆・生焼け・未熟豆)を飲むからです。
飲み過ぎで気分が悪くなる場合は別ですが。
⑪眠れなくなってしまう
・・・カフェインを飲めば目が覚めますよね。
コーヒーに含まれる主成分はこれだけ
最後にドリップコーヒーに含まれる成分を、多い順にしてまとめてみました。
①ポリフェノール(クロロゲン酸)
珈琲を飲む意義はポリフェノールを取るためと言っても過言ではありません。
②カフェイン
カフェインは単体で取ると害が多いですが、珈琲の一成分として飲むと、相乗効果で良い作用があります。
③アロマ(香り成分)
珈琲の香り成分は、300とも400種類あるとも言われています。
要するに未解析の物が多いという事です。
珈琲の香り成分は、強い抗酸化作用があり、オレンジ3個分に匹敵します。
ただ、この効果は新鮮なレギュラー珈琲だけの作用で、質の悪い珈琲では期待できません。
④トリゴネリン
神経細胞は一般的に再生されないと言われていますが、トリゴネリンという物質を取ると、神経伝達物質のニューロン細胞が活性化されて伸びることが分かりました。
珈琲にはカフェインと同程度のトリゴネリンが含まれており、これが痴呆やアルツハイマーに効果がある要因となっています。
⑤多糖類
珈琲豆は果物の種なので、その名残で若干の多糖類が残り、これがほのかな甘みとして作用します。
一般的に食品の色は、濃いものほど体に良い効果があると言われています。
珈琲豆も例外ではなく、浅煎りの珈琲よりも深煎りの珈琲の方が、神経系を活性化させる物質が多く含まれる事が分かっています。
身体によい効果を得たいのでしたら、有機や自然栽培されているスペシャルティ珈琲で、焼立てのシティロースト以上の焙煎度合いの物を選ぶとより良い効果が期待できます。
まとめ
一昔前までは珈琲は単なる嗜好品でした。
今でも嗜好品であることに変わりはありませんが、タバコと違い健康面でかなり期待できる飲み物であることは間違いなさそうです。
しかし、これは質の良い3タテ(焼きタテ・挽きタテ・淹れタテ)で作られたレギュラーコーヒーの効果です。
インスタントや、砂糖・フレッシュ入り珈琲、缶コーヒーはこの中に含まれません。
皆様にとって、より良い珈琲ライフが訪れるように祈念しております。
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