スマトラ式コーヒー豆の乾燥方法はとても風変りです
珈琲豆の紹介
マンデリンとバコに魅せられて
マスターが焙煎士という仕事をずっとしていこうと決めたのは、マンデリン・トバコという珈琲を淹れて、そのおいしさに衝撃を受けたからです。
後に知ったことですが、スマトラ島で珈琲豆を乾燥させるときは、パーチメントという殻を剥いて、3日で急速乾燥させます。
これがスマトラ式乾燥法です。
普通、珈琲豆を乾燥させるには1~2週間かかります。
それを3日でするので、豆は深緑色となり、かなり変形して一目で「これはマンデリンだな」とわかります。(上記写真参照)
マンデリンを焙煎する時は、硬くて水分が多い分、深煎りにするしかなく、これが”マンデリン=苦みの強い珈琲”というイメージができた要因です。
トバコが爆発して人類はほぼ絶滅した
その中で、マンデリン・トバコという珈琲は約7万年前、人類をほぼ絶滅にまで追い込んだ破滅火山、TOBA湖周辺で産出される珈琲です。
私はこれにちなんで”マグマの味”などと形容しています。
その名の通り、何とも言えない苦みと、その中にある明確な個性・意思をしっかりと持った、稀有な代えがたい風味の持ち主です。
また、インドネシアは昔オランダの植民地でもあったので、その時の名残でダッチコーヒーとしても有名です。
苦みが強いので水出し珈琲にして円やかな味わいにするわけですね。
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