珈琲豆の品評会、カップ・オブ・エクセレンス(COE)とは何か
カップ・オブ・エクセレンスという珈琲豆
日本でもメジャーになりつつある、コーヒー豆の国際品評会、カップ・オブ・エクセレンス(COE)のことです。
珈琲豆の販売サイトで、COE受賞珈琲という珈琲豆をよく見かけるようになりました。
スペシャルティ珈琲豆を扱っているお店なら、一個ぐらいは大抵おいています。(動画はメキシコCOE授賞式)
当店ではCOEクラスが普通
わたしたちのお店でも一時は頻繁に仕入れていた時期がありました。
しかし最近は同じクラスのトップスペシャルティ珈琲が幸いなことに、半値くらいで手に入るようになったので、特に必要でない限り、お客様にお勧めしていません。
同じクラスの珈琲豆が倍くらいの値段になるのですが、こんなに高くなる理由は、受賞珈琲はプレミアムがついてオークション入札されるからです。
味も美味しいし、プレミアム感があるので、高額なお金を払って買ってくれるお客様もいます。
しかし、三回に一回くらいは予想よりも美味しくないこともあるので、リスキーと言えばリスキーです。
コーヒー豆の産地は品評会出品が大変
産地の方も品評会に出品するだけでひと騒動です。
何しろ今までCOEにしろ、その下のNW(ナショナルウィナー)にしろ、マスターは何百回も焙煎した事があるのですが、一度も異物(珈琲豆以外の小石とか)が入っていたことがないのです。。。
これは考えようによっては異常なことで、全く異物ゼロにするために、どれだけの労力を費やしたのだろうかと考えるだけで、気が遠くなります。
例え標準価格の倍の値段が付いたとしても割に合わないと思います。知名度が上がるのでその点は評価できるのでしょうが。
COEはアメリカが主体で主催
スペシャルティ珈琲にしろ、COEにしろ、主導しているのはアメリカ合衆国です。というか、アメリカが創ったNPO団体です。
ですのでCOEに参加していない国もあります。
ヨーロッパを主な顧客にしているケニアやタンザニアなどがそうで、うちで現在扱っているケニアはどれもCOE受賞レベルですが、COEには参加していません。
全部の珈琲産地がCOEに参加しているわけではないのです。簡単に言うと、アメリカと仲の良い国が参加しているわけですね。
ペルーも今年から参加します
下の画像は2018年からCOEに参加したペルーのカップ・オブ・エクセレンス認証ロゴです。
今回初参加なので、当店は買い付けを見合わせましたが、数年先には立派なスペシャルティ珈琲豆の産地に成長しているのではと期待しています。
アメリカの資本が流入してこれからどんどん美味しい珈琲が産出されるとおもいます。
珈琲の世界も、多量生産多量消費の時代が幕を閉じ、これからはワインの様に成熟された市場へと向かっていくと思います。
どんなプレミアムな味が出てくるのかとても楽しみです。(^^)/
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