珈琲豆は特徴的な風味が有るよりもハンドピックした方が美味しくなる
スペシャルティ珈琲
コーヒー豆は特別な美点が有るよりも、欠点無の方が美味しい
物事の良し悪しを判断する時は大抵、減点方式か、加点方式でします。
スペシャルティ珈琲か否かを判定する時は、カップテストで減点方式で選別します。
この事に関して、自家焙煎専門店をしていて、長年疑問に感じていました。
コーヒー豆のピッキング選別方式を人間に当てはめると・・・
例えば人間でも、トンデモナイ位性格に問題がある人でも、タマニ凄い美点が有るのと同じく、珈琲でも欠点が多いけれどもそれを上回るくらいの素晴らしい風味がある時もあるんじゃ無いか?と考えて居たからです。
しかし、此れはどうやら間違いだった様です。
珈琲原産地では欠点を取り続けると、美点が現れる
逆に美点と言われるところが少ない珈琲豆でも、ひたすら欠点を取り除くピッキング作業を繰り返すと、今まで隠れて居た美点がオモテに現れることに気が付いたのです。
此れは言うなれば、雑音をひたすら省いてクリアーな音色にして行く事によって、今まで聞こえなかった微かな音色が拾える様になる様なものです。
コーヒーの味や音楽ではハーモニーが大切
オーケストラでは、楽器間の調和を取ることが大切です。
例えばトランペットばかりが大きな音を出していては、ピッコロの繊細な音色がかき消されてしまいます。
要するに、大きな美点を持っているよりも、欠点がない方が商品価値が高いと言う事になる訳です。
特別美味しい珈琲豆は欠点をとことんピッキング選別する
果たしてこの、欠点を省いて行く選別法が、人間に当てはまるかどうかは分かりませんが、減点方式と言うのは、真理を極めて行く事には欠かせないスキルの一つで間違い無さそうです。
珈琲豆の産地でも、高品質のスペシャルティ珈琲を作り出すには、ひたすらハンドピッキングをします。
要するに欠点を取り除けば取り除くほど、高品質なスペシャルティ珈琲豆として商品価値が上がるという事なのですね。
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