抽出とは、コーヒー豆の分離作業である

同業他社の珈琲

良い珈琲豆には全く欠点がないのか?

昔、質の良い珈琲豆を買い付けしているバイヤーさんが京都にいると聞いて、遠路遥々話しを聞きに行ったことがあります。

着いた途端、バイヤーさんの顔を見て嫌な予感がしたのですが、やはり全く反りが合いませんでした。d( ̄  ̄)

どんな所がと言われれば、わたしたちは珈琲の仕事全般を分離作業と捉えて居るのですが、京都のバイヤーさんに言わせれば、”私が買い付けた珈琲は欠点などないから分離などしなくていい” と頭から否定された訳です。( ´ ▽ ` )

スペシャルティ珈琲にも欠点はある

確かにスペシャルティ珈琲なら分離作業はそれ程厳格にしなくても済みます。現に焙煎作業でもスペシャルティ珈琲は浅煎り傾向になります。珈琲豆に欠点が少ないので加熱によって欠点を飛ばす必要がないからです。

しかし、珈琲豆に全く欠点が無いのなら、一番良い飲み方は砂糖なしのターキッシュ珈琲という事になります。要するに微粉状に粉砕してお湯でグツグツ煮出せばいいわけです。d( ̄  ̄)

で、スペシャルティ珈琲を浅煎りにして、グツグツ煮出して果たして美味いのか?取り敢えずわたしたちはそんな珈琲は飲みたくありません。

とても質の良い珈琲豆を扱っている豆屋さんでもプレス抽出を推薦している所が結構あります。正直此れも意味不明です。

日本のお客様が珈琲を抽出する時は大半メーカーかペーパーです。ですので味見をするなら、お客様目線に立ってペーパーで淹れるべきと思っています。

カッピングが仕事ならプレスで味見するのは否定しませんが、お客様にプレスを勧めるのは単にお店のエゴの様な気がします。第一プレスはどんな良い珈琲豆を使っても美味しくなりませんしね。d( ̄  ̄)

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。